仏像について
~大きく分けて5つに分類されます~
如 来悟りを開いた者。最高位の仏の意、サンスクリット語(梵語)で「真実から来た者」の意味であり、釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来などがこれにあたります。 菩 薩悟りを求めて修行している者。 如来の慈悲行を実践して衆生を救うものの意、サンスクリット語(梵語)で「悟りを求める者」の意味で、菩提薩た(た=「土へん」に垂。ぼだいさつた)の略であり、観音菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩などがこれにあたります。 明 王如来の化身。 如来の命により、一切の魔障を屈服させるとされ、サンスクリット語(梵語)で「真実を伝える者」の意味。明王の「明」は、神秘的な力を持つ言葉や呪文(真言→「真言宗」の語源)を意味し、バラモン教(後のヒンズー教)から密教に取り入れられました。不動明王、愛染明王、孔雀明王などがこれにあたります。 天仏法を守る神の意で、サンスクリット語(梵語)で、「超人的な力を持った神」を意味し、古代インドで成立したバラモン教やヒンズー教の神々を、後発の仏教が「仏教に帰依した神々」として取り込んだものが多い。梵天、帝釈天、吉祥天などがこれにあたります。 諸 尊上記以外のその他の仏像。 彫像や肖像が多く、羅漢、十王、祖師などがこれにあたります。 |