羯磨(カツマ)

最近、かなり寒くなりました。いかがお過ごしでしょうか

龍神は元気いっぱい営業しております。今回ご紹介する法具は羯磨(カツマ)です。難しい字ですね・・・

 

羯磨は、正しくは羯磨金剛と呼ばれるが、羯磨輪・羯磨杵・十字金剛・十字縛日羅(バジラ) などとも呼ばれます。日本では、二本の三鈷杵を十字に組んだ形です。合わせて十二本の鈷先は、十二因縁を表し 流転の十二因縁を破って涅槃の十二因縁とす る意味といわれています。また、修法のときに大壇の四角に安置し 修法作業の成就をはかるものである。形式には2種類あり、蓮弁式羯磨と菊弁式羯磨とがあ ります。①蓮弁式羯磨・・・蓮弁式羯磨は、中央の木目部は輪宝の場合の轂部と同様にやや盛り上がった素文の中房の周囲に花弁をめぐらした花形文様で、その 四方に放射する三鈷杵に蓮弁を飾るのが基本形です。②菊弁式羯磨・・・菊弁式羯磨は、鬼目の周りに十六弁や二十四弁を飾るものが多いが、弁数は一定してい ない。また、チベットでは五鈷杵を組合せたものだが お寺などを建てるときに全てが成就するよう、また、浄化の為に地面に埋める場合もあります。

羯磨は、金剛杵を十字に組み合わせたものです。古くはインドの武器であったが、後に儀式用に転化した。平静・不変・全能の力を象徴します。サンスクリット語では、ビッソバジュラ・ダブルドルジェともいう。

 

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